2010年09月13日
東京都港区立志田町保育園ワークショップ
10月18日(月)晴れ
プロジェクト名:園児ワークショップ
主催:港区立志田町保育園
講師:水嶋一江、篠原もとこ
制作:ARDA
場所:港区立志田町保育園プレイルーム
時間:①13:30~14:15 ②14:15~15:00
参加者:①10名(保育士) ②10名(保育士)
「ストリングラフィ」はご存じない方が大半なので、まずはどんなことができるのか、デモンストレーション演奏からワークショップを開始しました。
「秋」にちなんだ童謡、「虫の声」「どんぐり ころころ」の2曲を披露。コウロギやスズムシなど虫の音から始まり、メロディが続きます。一見糸電話にしか見えない、1本の糸と紙コップからさまざまな音が生まれてくることに、皆さん驚かれた様子です。
「糸電話」は身近な素材を使った玩具として親しまれていますが、ここで本当に声が伝わるかどうか、実験してみます。7mくらいある長い糸でも、クリアーに声が伝わることに改めてびっくりします。
「ストリングラフィ」の表現力を体験していただくため、さらに数曲演奏を聴いていただきました。「げんこつやまのたぬき」「山の音楽家」「カエルの合唱」といった、普段保育園で歌われている曲です。メロディに、「タヌキさんの太鼓の音」「小鳥のさえずり声」「カエルの鳴き声」などの擬音を加えたアレンジです。いくつかの実例をお見せして、実際の保育の現場で応用していただければというねらいです。
次に糸と紙コップで音出る仕組み、音が振動であるということ、音階の仕組みなど、楽器のなりたちについて、実験を通して体験していただきました。シンプルな理屈ながら、実際に糸やコップに触れて経験してみると新鮮な驚きがあります。
理屈を理解したところでいよいよ音を出す体験コーナーです。「太鼓の音」「小鳥のさえずり声」に挑戦しました。保育&幼児教育では、音楽、美術、体育、ダンスなどの要素が組み込まれています。普段子供と接している保育士の皆さんは、感性が豊かだと感心します。「こんなふうにすると、面白い音が出る」など、早速自分流に工夫を凝らすクリエイティヴな先生もいて、盛り上がります。
最後はマイ楽器の製作です。こちらは持って帰っていただけるので、今後の工夫次第で、いろいろな音楽が誕生するのでは、と期待しています。
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