2011年02月21日

コラボレーションの打ち合わせ

「使用済み」の「糸」を手に寺田忍さん相談中。
ストリングラフィの活動から生じる「使用済み糸」には2種類あります。
セッティング用のポリエステル糸と、演奏用の絹糸です。
「ポリエステル糸」はコンサートの度毎に発生するもので、一度しか使っていない新品に近いものです。「絹糸」は練習やコンサートで使い込んだ年季の入った糸で、マジックでところどころに印がついていたり、松脂をすり込んであったりします。さすがにこの「絹糸」は汚すぎるかなあ、と思いながら寺田さんに見ていただいたところ、かえった味があってよいとのことでした。
「使用済み糸」はコンサート活動の中でどうしても出てしまう、いまば「廃棄物」です。しかし、こんなにお世話になった「糸」を捨てるに忍びなく、何年もとってあったものです。寺田さんとの出会いで、ついに「再生」がかない、そういった面でも楽しみなプロジェクトです。


2月21日(月)
4月16,17日に企画しているスタジオライブはいつもとまったく違ったものになります。「包帯作家」の寺田忍さんがスタジオ十二「包帯」を素材としたインスタレーションを展開し、その中で演奏をするプランです。
寺田さんは「包帯」という素材にこだわった作品を展開している美術作家です。昨年横浜のBANKARTで、初めて作品を拝見したとき、「もしかしてストリングラフィのセッティング用の糸を作品に使用していただけるのでは?!」とひらめきました。お話したところ、快諾を頂き、早速昨年末の個展で「糸」を再生した作品を発表してくださったのです。
このような経緯から話が進み、今回のコラボライブの話が出てきたというわけです。
面白い企画になりそうです。
必見です!!

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comments

先日はありがとうございました!

写真載せて下さってありがとうございます。

コラボライブ楽しみです。
これからライブのための作品制作、頑張ります!

よろしくお願い致します!!

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