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音ってなあに?糸電話が楽器になった

21世紀こども百科『科学館』(小学館発行)に、ストリングラフィのしくみと作り方が掲載されました。



[音ってなあに?]
もののふるえと音:
音はもののふるえです。そのふるえが耳の中の空気をふるわせ、こまくをふるわせて神経に伝わり、音を感じます。ですから、力を加えると、ものがふるえて音になります。

水嶋さんとストリングラフィ

クモの巣のように部屋中にはるめぐらされた糸電話。じつはこれストリングラフィという楽器で、演奏するのは考案者の水嶋一江さん。かばんに紙コップと絹糸をつめて演奏に出かける。手袋をはめた指で糸をこすったりはじいたり、身体を糸にこすりつけたりして曲を演奏する。まるでダンスをしているようだ。水嶋さんはあきかんや木箱でもためしたが、紙コップがいちばん音を反響させたという。あなたもためしてみよう。

[材料]

紙コップ・ボタン・絹糸・細い針金・まつやに

材料

[作り方]

1.絹糸を紙コップの底に通してボタンでとめる。
2.細い針金で紙コップに取っ手をつける。
3.取っ手を細い針金でひっぱりかべに止める。
4.絹糸にまつやにをぬる。
しくみ図

[どうして鳴るの?]

手袋をはめた指で糸をこすると、糸のふるえが紙コップに伝わり、コップの中の空気をふるわせる。それが音となって聞こえるのだ。糸は短いほど、また強くはるほど音がたかくなる。



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テーマは、光・形・音という3要素。美しくて不思議な科学現象がとりあげられています。ストリングラフィのしくみのほか、ストリングラフィで演奏されたパッヘルベルのカノン♪が収録されています。

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(発売元:小学館)



Photo/Text:21世紀こども百科『科学館』(全1巻/小学館発行)より転載
(C)青山剛昌/小学館

 

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