[音ってなあに?]
もののふるえと音:
音はもののふるえです。そのふるえが耳の中の空気をふるわせ、こまくをふるわせて神経に伝わり、音を感じます。ですから、力を加えると、ものがふるえて音になります。
クモの巣のように部屋中にはるめぐらされた糸電話。じつはこれストリングラフィという楽器で、演奏するのは考案者の水嶋一江さん。かばんに紙コップと絹糸をつめて演奏に出かける。手袋をはめた指で糸をこすったりはじいたり、身体を糸にこすりつけたりして曲を演奏する。まるでダンスをしているようだ。水嶋さんはあきかんや木箱でもためしたが、紙コップがいちばん音を反響させたという。あなたもためしてみよう。
[材料]
紙コップ・ボタン・絹糸・細い針金・まつやに
[作り方]
1.絹糸を紙コップの底に通してボタンでとめる。
2.細い針金で紙コップに取っ手をつける。
3.取っ手を細い針金でひっぱりかべに止める。
4.絹糸にまつやにをぬる。
[どうして鳴るの?]
手袋をはめた指で糸をこすると、糸のふるえが紙コップに伝わり、コップの中の空気をふるわせる。それが音となって聞こえるのだ。糸は短いほど、また強くはるほど音がたかくなる。
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