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9月8日9日(コンサート1日目、2日目)



9月8日 コンサート17時〜
 
いよいよ初日の幕が開いた。Heyri構想の立案者の一人、出版社を運営するKim社長をはじめとする関係者を中心に約50人の観客が集まった。4月からラジオ講座でハングル語を勉強してきた水嶋は、コンサート中のトークを韓国語で行なった。音楽・インスタレーション・身体表現など様々な要素がミックスされたストリングラフィ・ワールドは、たいへん好評だった。芸術・文化関係の観客が大半を占めていたためか、「SAKURARU」や「アリラン」など、古典を下敷きに新しい世界を展開したプログラムの評価が高かったようだ。

9月9日 コンサート15時〜 ワークショップ17時〜
 公演2日目。ウイークエンドとあってソウルから車でやってきた家族連れなど、昨日とは違った雰囲気の客層が集まった。プログラムを手直しして、少し軽めの内容に変更した。15時からのコンサートへは一般(関係者以外)の観客を中心に50名ほどが集った。プログラム変更の狙いが当たって、「上を向いてあるこう」「世界にひとつだけの花」などポップな曲では手拍子もでるノリのよさだった。一方「SAKURARU」や「アリラン」など伝統的な曲をアレンジしたものもあいかわらず好評だった。
17時からのワークショップは、前半にコンサート後半ではレクチャー&ワークショップという内容で行なった。ワークショップでは日本語の得意なソニーさんが通訳についてくださり、リラックスして楽しい雰囲気での中でストリングラフィに親しんでいただくことができた。

9月10日 ワークショップ15時〜
 ストリングラフィにとってはプロジェクト最終日。秋晴れに誘われたように、昨日以上の人出があり、村全体が活気に満ちていた。首都ソウルから車で1時間ということで、レクリエーション感覚でここを訪れる市民も多いという話だ。15時からのワークショップには定員を超える人々が押し寄せ、入れない人も多かったという話だ。終演後は楽器を撤収後、この後1週間の間展示しておくインスタレーションとしてのストリングラフィをセットした。このインスタレーションは会場のUV Houseに寄贈した。

9月11日 
 ヘイリ内を散歩して別れを惜しんだ。” Heyri Art Valley”のようなコンセプトの文化施設で仕事をするのは初めての経験で、実際に訪れてみるまでは勝手がわからずフェスティバル側とのコミュニケーションに戸惑う部分もあった。しかし来てみると、大変意欲的で長期的展望の下に展開されている、民間の文化プロジェクトだということがよくわかった。個人宅でのレジデンスや家主さんのいる劇場など、現地の人々とゆっくり交流できるシステムもユニークで楽しかった。ヘイリ内の住人は、文化に対する情熱と行動力を兼ね備えた興味深い人たちばかりだった。ストリングラフィ・アンサンブルの韓国初ツアーをこのような形で実施することができてたいへん幸運であった。


「演奏プログラム」
 森の記憶、上を向いて歩こう、佐渡おけさ、SAKURARU、晩秋、天鼓、トカトカ、世界に一つだけの花、アイネクライネナハトムジーク、パレード、アリラン

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