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ストリングラフィ・アンサンブル、お寺を楽器にする
99/05/29--第8回青梅芸術フェスティバルに参加--

都心から電車で約一時間半、JR東青梅駅から、車で約十分。
青銅の屋根を持つ、古式ゆかしいお寺があります。 東京都青梅市、天寧寺。

5/29(土)に、私達は“青梅市民芸術フェスティバル”に参加し、天寧寺本堂にて、コンサートを開きました。
ゆうに200本を数える絹糸を、縦横無尽に張り巡らせ、その間を縫って、約250名のお客様に座っていただきました。

さあ、心踊るコンサートの始まりです!

コンサートの様子その1コンサートの様子その2

 

今回の目玉は、“和尚さん”とのコラボレーション。
“山寺の和尚さん”の演奏に“本物の和尚さん”が木魚とお経で参加して下さいまし た。
和尚さんを真中に、6人の演奏が本堂のあちらこちらで繰り広げられ、 お寺全体を、熱気と音のヴェールで包み込みました。
締めの部分では銅鑼も使われ、盛り沢山で楽しい演奏となりました。

打ち上げの時にスタッフの方が、「演奏中、お寺全体が楽器になっていた」 と言って下さいました。
夜の闇に振動するお寺は、それはそれはすてきだったそうです。

自然に囲まれた美しいお寺で、 生きている実感と幻想の世界を同時に味わう、 魅惑的なひとときをたんのうしました。

合掌。

(文=小池千尋)

  

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