15mの楽器〜ストリングラフィの音に大こうふん
〜4年B組壁新聞「そら48号」五十嵐先生編
演奏が始まった瞬間、体育館にいたすべてのひとが耳をうたがった。その音があまりにも想像を超えていたからだ。どこかでテープを流しているのではないかと思わせるほど、ストリングラフィはその見た目に似合わない、美しく強い音を奏でた。さらに驚いた事に糸をはじく方法を変えるだけで、様々な音を出すことができるのだ。鳥のさえずりからヴァイオリンまで。体育館にはられた糸で一番長いのは15mもあり、一番低い音を出していた。
今までにない楽器を考え、作り人々に感動を与えたこのストリングラフィを通してみんなに何が残っただろうか。
生徒たちの日記から
2年生
- 鳥のこえや波の音も聞きました。一番よろこんだのは、オハロックでした。もののけひめでした。ぼくもやったけどしっぱいでした。でも勇気を出さないと人間は楽しくないのです。
- 今日は、たいいくかんのほうで、ストリングラフィのえんそうをしてくれました。ストリングラフィのやりかたは糸を手でこすって音が出ます。とりの音と、風の音と、ひとの「あ」という音がありました。そして、かえるときストリングラフィをさわらせてくれました。おもしろくて音がきれいでした。楽しいです。
4年生
- ながお先生から糸電話の原理だと聞かされていてバイオリンの音や小鳥の音がしていて、とても心がなごんできました。今でもまだこの音楽は、わすれたくないくらいです。
- 「すごいぞ」ぼくはものすごい物を見ました。それは水嶋さんと、あと二人あわせて三人でストリングラフィというがっきをひいていました。モーニングむすめやあんたがたどこさや赤とんぼなど、いろいろなきょくをひいてもらい、ぼくはとっても心がとってもらくになりました。どうもありがとうございました。
- ストリングラフィはとってもすごかったです。あんなふうな物であんなにきれいな音楽がひけたりあんあんいもきれいな鳥の声とかをひけるなんて、なんてすごいがっきなんだろかな。ストリングラフィはでかいハープみたいでした。ぼくもほしいなストリングラフィ。
- 今日は、5,6時間目体育館でストリングラフィという楽器のえんそうを聞きました。様々な音色が聞こえてきてぼくは、バイオリン、虫、鳥の音がとても気に入りました。ぼくもじっさいにひいてみて本当にきれいな音でした。「ストリングラフィ最高!」
5年生
- 一番下から順番に「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」の音が出ます。一番心に残った曲は、「真悟ママのおはロック」です。どうしてかと言うと、あんなにスピードが早くて、音の複雑さもすごい曲を、くるくると回転したりしながら色々な音を出せるからです。僕はストリングラフィは確かに技術もものすごく必要だと思いますが、音の高低がある曲では(それで早い曲)きっと体力も必要になってくると思います。それはむこうへ行ったりこっちへ来りしなければいけないからです。今日の体育館の演奏も素晴らしかったけれど、今度立教小学校に森が出来たらその森の中で聞きたいです。
- 聞いているだけホーとやすらげておちつきます。音を出している人は楽しそうにニコニコしながら、おどりながら、ひいていました。とってもすごいです。僕はピアノを1年の時から習っています。まだまだみじゅくです。たのしくひくことはできないです。弾いてみたいです。
- ぼくは神様は、こんなすごい物をくれて、人間が作ったことを、本当に感動しています。だからこの楽器が大好きです。ぜひ家でもやってみますが、とくにいんしょうにのこったのは、自然の音が出せたことです。ぼくは、よだれがたれそうなくらい。「ぼー」と見ていました。
- ぼくはじっさいにひいてみたけど、最後の方しかぜんぜん音が出なくてとってもむずかしかったです。ぼくはてきとうな音がだせないけれど、その人たちは、メロディを引くんですもの。ぼくが思うに、その人たちは毎日毎日努力してやっているからこんなに上手にひけるんです。絶対にそうです。
6年生
- 「ストリングラフィひいてだめならはじいてみよう」ただのへんてつもない紙コップにたながった糸が出すメロディにあっけにとられてしまうばかりでした。イエスタデイがけっこうよかったと思います。
- ぼくは体育館に行くまでは、ストリングラフィというものがどういうものか全く想像がつきませんでした。そうして体育館に行ってみると「えっ」と、とってもびっくりしてしまいました。えんそう会が始まるとぼうぜんとなってしまいました。ただの絹糸からすっごくキレイな音がでてきたからです。ぼくは「ストリングラフィを考えた人はすごいなあ」とつくづく思いました。「すっごーい」
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