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ストリングラフィ会場セッティング資料


コンサートの主催者の方のために作成した説明資料です。


◆◆◆ストリングラフィの会場選びのポイント◆◆◆



ポイント1:
会場に2mのアルミバーを設置することができる支柱、出っぱった壁、 柱があるか、もしくはこちらで用意しているポールキャットを天井と床 に突っ張らせることができること。(設置例[1][2][3]参照)

ポイント2:
一番長いベース(BASS)のセット(13m)を設置できる広さがあるこ と。対角線でも可能。(別紙ストリングラフィセッティング図参照)






◆◆◆標準設置例◆◆◆



[1] 体育館を利用し、バレーボールコートなどの支柱を利用する方法
(もっとも簡易)



バレーボールコートの支柱:
バレーボールコートの支柱があれば、最も容易にストリングラフィ設置する ことが可能です。


アルミバー:(長さ約2m)
L型のアルミ製棒


支柱には、こちらで用意しているアルミバーをバインド線(針金)でくくりつ け、6cmごとにあけられているアルミバーの穴にSかん(S型のフック)をひっ かけ、糸(楽器)を取り付けていきます。







[2] 天井の高さが2m10cm〜4m40cmの空間でポールキャットを使用する方法(ただし、天井が平らで、強い力で突っ張るため硬く丈夫であること)


ポールキャット:(直径4cm)
天井と床にアルミのポールをつっぱらせて簡易の柱を作ります。このポールの長さは調節することができ、天井高210cm〜440cmに対応できます。


木製ベース板:(大きさW40cm×D40cm×T3cm)
ポールを立てるための土台となる板です。天井と床をつっぱらせるので上下に取り付けます。床との接触面、天井との接触面には滑り止めがついています。


ポールキャットに楽器を設置するアルミバー([1]参照)をバインド線(針金)でとりつけます。





[3] 壁に出っぱったところがある場合にパワークランプを使用する方法


パワークランプ:
パワークランプは、万力のようなもので、壁の出っぱった部分のたて3箇所く らいに挟み込み、固定します。
(パワークランプは、家具などの製作時に接着部を固定させるために使われる 器具です。)
幅30cm〜100cmに対応できます。


このパワークランプに楽器を設置するアルミバー([1]参照)をバインド線(針金)でとりつけます。



[1][2][3]の方法を場所に応じて組み合わせて使用することが可能です。




◆◆◆[1][2][3]の方法では対応できない場合◆◆◆
(作業時間と経費がかかります)劇場やエントランスなど、天井が4m40cm以上でこちらのポールキャット等が使用できない場合は以下の方法が考えられます。



[4] 足場パイプ1本を使用した自立スタンド (※安定性が欠けるため、止むをえない場合以外は使用しない)


足場パイプ:(長さ2m)
鉄製のベース板に足場パイプを差し込んで簡易の柱を作ります。


鉄製ベース板:
(重量20kg、円柱部分の外径4.1cm、内径3.5cm)



シズ(重り):
鉄製ベース板が移動しないように100kg分の重りをのせる。





[5] 足場パイプを組んだ3角形の自立スタンド


足場パイプ:(長さ2m)
足場パイプを9本をつかって3角柱状に組み簡易の柱とします。 足場パイプのジョイントはクランプでつなぎ、固定します。


鉄製ベース板:
サイズは[4]参照


[4][5]ともに足場パイプにアルミバーをバインド線(針金)で取り付け( [1]参照)楽器を設置します。







◆◆◆空間における楽器の配置例◆◆◆



*演奏者はそれぞれの糸にそって、片側約1mの演奏スペースを使用します。
*○で囲まれているスペースを客席や装飾用の糸を張ることなどに利用します。
*楽器の配置に関しては、下記の例以外にも、場所にあわせて柔軟に対応することができます。

(例1)〜(例3)は、空間全体にポールキャットなどの支柱が使える場合の配置例
(例4)は、壁の柱や梁、ドア(鴨居部分)の高さを利用した場合の配置例

(例1)
  (例2)
(例3)
  (例4)


 

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