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島之内教会公演(2004年03月)

Age Concern Japan設立準備委員会主催
教会が楽器になる夜 in 島之内教会
水嶋一江&ストリングラフィ・アンサンブル コンサート

会場:島之内教会 (大阪府 大阪市)
2004年3月24日(水)18:30開演 入場料1000円


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英国最大のチャリティ団体であるAge Concern Englandを手本に、日本にも高齢者を支援する組織、NPO法人 Age Concern Japanを設立しようと活動されている大阪の塚谷あき子さんと出会ったことから、今回の公演が誕生した。

彼女とは友人を介して知り合い、その考えとパワーに強く共鳴するものがあった。コンサートのエージェントを買って出たのが塚谷さんの古くからの知人、TT−プロジェクトの南さんだ。彼がストリングラフィにぴったりの場所として選んだのが、1882年(明治15年)に建てられた心斎橋の島之内教会だ。以前から教会でストリングラフィを演奏してみたいと願い、またいくつかお話もあったが、セッティングの点で難しいことが多く実現できなかった。今回は教会特有の長椅子も移動可能で、15mの楽器が張れると言う。Age Concernの理念にもぴったりで、こんな幸運な出会いはない。

「教会が楽器になる夜」と言うタイトルは、南さんが考えてくれた。天井が高く、コンクリートと木で作られた教会は音響効果抜群だ。何より教会の持つ厳かな雰囲気が、演奏者と観客を特別な気持ちにさせたようだった。このコンサートの為に「アメージング グレイス」をプログラムに加え、約130人の観客の前で演奏した。礼拝堂の中央にセットされたストリングラフィから紡ぎだされる絹糸の調べは教会内に反響し、高い天井から降り注いで人々をやわらかく包み込んだ。殆どがストリングラフィを初めて目にする方ばかりで、終演後いつまでも教会内に留まり、余韻を楽しんでいるようだった。

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