コンサート第1回目
17:00〜18:00 ファミリー向けコンサート実施。観客数50人。
古いカテドラルをホールに転用した空間なので、教会独特の豊かな響きがストリングラフィの音色を魅力的なものにした。演奏の合間に、水嶋一江が楽器や曲目についての説明(英語)をまじえながら進行を行なった。親子連れを対象としたプログラミングで、イギリスの子どもたちに親しまれている曲("チムチムチェリー"、"きらきら星"、"クリスマスソングメドレー"等)も演奏した。特にクリスマスソング("赤い鼻のトナカイ"、"おめでとうクリスマス"、"ジングルベル")は好まれている様子で、演奏を始めると自然発生的に歌声が湧き起こった。"ストリンビクス"はストリングラフィの音楽に合わせて簡単な体操をするというオリジナル曲で、篠原元子の英語のリードに従って、子どもも大人も楽しそうに身体を動かしていた。
コンサート第2回目
21:00〜22:30 一般向けコンサート実施。観客数200人。BBCの生中継を見てやってきた観客も多く、当日券が約50枚出た。
イギリスの観客の大多数が、ストリングラフィを聴くのは初体験であることを考慮し、古今のイギリスで生まれた曲をプログラムに取り入れた。現代作曲家マイケル・ナイマンの映画音楽"バードリスト"、"メモリアル"、イングランド最古の民謡といわれている"グリーンスリーヴス"等。それと同時に日本で誕生したストリングラフィの特徴を生かした日本の曲、"赤とんぼ"、"佐渡おけさ"、"もののけ姫"、"上を向いて歩こう"等も演奏した。一般向けプログラムでは水嶋一江がストリングラフィのために作曲したオリジナル曲"森の記憶"、"晩秋"等も演奏し、好評を得た。
取材
BBC地方局の生中継(18:45から放映"グリーンスリーヴス"演奏)
ITV地方局("アイネクライネナハトムジーク","チムチムチェリー"演奏)
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